2024.05.31
つらい生理痛に効くお薬
子宮内膜症などによる月経困難症(月経時のつらい痛み)に対しては、低用量ピルも有効ですが、内膜症治療薬のジェノゲスト1.0㎎の内服が非常に有効です。とにかく痛みが非常に楽になります。ジェノゲストは黄体ホルモン製剤で、ピルと違ってエストロゲンが含まれていないので、血栓症のリスクが低く、ピルの飲み初めに多い吐き気などの副作用も少ないです。
また、内膜症などがなく、特に異常が見られない機能性月経困難症の方にもジェノゲスト0.5㎎という薬剤量を半分にしたものがあり、これも、つらい生理痛に非常に有効です。
ピルでは吐き気が強くて飲めない方にはおすすめです。
思春期にも投与可能です。15歳以下の場合は、骨成長への影響を考えて、ピルよりもジェノゲストのほうが良いといわれています。
15歳以上の場合は、いろいろな状況を考えて、低用量ピルまたは、ジェノゲストを選択してもらいます。生理痛がつらい方は、お気軽に 一度、ご相談ください。